2009年11月30日
作品は企業そのもの
ビジョナリー・カンパニー
時代を超える生存の原則
ジェームズ・C. コリンズ (著)
ジェリー・I. ポラス (著)
なかなかの読み応えのある本だった。
ビジョナリーカンパニーとは、ビジョンを持ち、未来志向で、
先見的な企業であり、業界で卓越した企業である。という定義から、
ビジョナリーカンパニーと他の優良企業を比較している
印象に残ったことは、一般的に優良企業は、「起業するためのアイデアがよかったから
成功した」と考えられがちだ。
しかし、ビジョナリーカンパニーを研究する中で、素晴らしいアイデアで成功を収めた
企業はごく一部であった。
多くのビジョナリーカンパニーは、日々の積み重ねの中で、ビジネスチャンスを見出し、
成功している。そのような企業の考え方の特徴は、アイデアはアイデアに過ぎず、
本当の作品は「企業そのもの」である。
企業の財産は組織であり、試行錯誤を続ける文化であると・・・。
ん~。深い。